2010年6月18日に改正貸金業法の最終施行となり、1年が過ぎました。この法改正の柱のひとつである総量規制によって、個人向け貸金市場はかなり縮小されることになりました。

参考URL:総量規制の例外となる貸付けに係る貸金業法施行規則の規定について

個人の借り入れ総額がその人の年収の3分の1以下と具体的に決められたことによって、利用者はもとより貸金業者の方でも貸したくても貸せないという状況になっているという問題があります。

これまではそういった具体的なボーダーはありませんでしたので、自分の借り入れ総額はそんなに気にせずに必要な額を借りることができたのですが、それも無理になりました。

しかし規制が行われた所でお金の問題が解消されることはありません。たとえばお祝い事などの突発的な出費は避けられませんね。そんな場合に借りられないと困ってしまいます。

このような状況で注目されるようになったのがクレジットカードの現金化です。ほとんどのクレジットカードにはキャッシング枠がついていて、いくらか借りることもできますが、それも規制の対象ですので限度額以内でも借りられないということがあります。

そこでカードの現金化ですが、これはキャッシング枠ではなくショッピング枠を利用する方法になっています。ショッピング枠は今回の総量規制の対象ではありませんので、限度額いっぱい使うことができます。

とすると、クレジットカードのショッピング枠が大きい方が、高い金額での現金化が可能になりますね。キャッシングが難しく、緊急時にカードの現金化を利用しようというのであれば、新しくカードをつくる時にはショッピング枠を大きく取れる所がよいということになります。クレジットカード現金化を考える際には参考にしてください。

ショッピング枠現金化では換金率は最大で95%

クレジットカードの現金化はカードのキャッシング枠ではなくショッピング枠を使う方法です。カードで商品を購入して、その代金の一部を現金化するということになります。

具体的には、業者の指定した商品を購入し、カード決済が確認できると現金の振り込みといった流れになります。家電量販店で決まった商品を買うとキャッシュバックしてくれることがありますが、それと一緒と考えていいでしょう。

もちろん業者も商売ですから、利用額を全て現金にしてあげるということはできません。この利用額の中からどのくらい現金にできるかというのを還元率またはキャッシュバック率と言って、広告や業者のサイトにものせてあります。これは表示義務があって、業者は広告にこういった情報をのせなければなりません。

還元率は法的に決まっているわけではないので業者によってまちまちですが、相場として8割後半から9割前半の間でしょうか。高い所では95%可能と宣伝しているのを見かけますが、これも利用額や現金化にかかる時間などの条件があるようですので、事前に確認が必要です。これ以上高い数字になると逆にリスクが高くなると思います。

悪徳業者の手口で、カード決済を求めておいて約束の金額を振り込まない、または全くお金を振り込まないで逃げてしまうということがあります。

そういったトラブルを避けるためには還元率の高さだけを見て決めてしまわずに、情報収集をして検討の上、業者を選んだ方がよいでしょう。カード決済については現金化業者ではなくカード会社とのやり取りになりますので、そういったトラブルをカード会社に訴えても意味はありません。結局自己責任ということになりますので気をつけましょう。